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松右衛門帆の特徴
松右衛門帆は、柔らかさと軽さをキープしつつも厚くて丈夫という帆布としては矛盾している要素を成り立たせており、経緯2本引き揃えた独特な織り目を持った帆布です。
この太さの違う糸を使った織り方に特徴があり、現在流通している服飾素材とは違い、厚みがありゴツゴツとした織り目が見て取れます。
現存する松右衛門帆
松右衛門帆の規格
本来、帆布はその使用用途に応じた「柔らかく・軽く・薄い帆布」と「硬く・重く・厚い帆布」があり、規格に基づき区分されています。
帆布は日本工業規格(JIS規格)により、1〜11号まで分けられ、数字が小さいほど硬く重く厚い帆布となり、数字が大きいほど柔らかく軽く薄い帆布になっています。
松右衛門帆をこの規格に照らし合わせると厚みが規格外の「0号帆布」に相当します。
脚注 綿帆布規格表・株式会社タケヤリHP他より参照 ※1997年 帆布のJIS規格は廃止
平成の松右衛門帆再現の経緯
地元有志で作るNPO法人高砂物産協会が2010年、高砂の歴史を調べる中、松右衛門帆の存在を知りました。
どこかで販売されていないか全国を探しましたが生産されておらず、数少ない文献を頼りに松右衛門帆を調査することになりました。
神戸大学海事博物館、滋賀県長浜の北淡海・丸子船の館、新潟県立歴史博物館など現存する松右衛門帆を調査研究し
神戸芸術工科大学の教授ならびに播州織熟練技術者の協力のもと再現することができました。
工楽松右衛門や松右衛門帆の偉業を多くの人に知ってもらいたい。その思いで現在も活動しています。
2025年夏、地元観光協会と共にシャトル織機を手機に改造し江戸時代の規格寸法の松右衛門帆を制作しております。
同年11月には小型の船に松右衛門帆を張り海を航行させる予定です。
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